手術の痛みについて(20)

手術後の痛みについてです。

手術中は当然麻酔も効いていていたくもなんともありません。

手術後、麻酔が覚めた時は結構痛かった(気がします)

しかし、痛いというと痛みどめを追加してくれて痛みが取れるのと薬の影響で眠くなるので眠ってしまいあまり痛いと思っている期間は長くありません。今思い返しても手術後は痛かったような気がするけど記憶がほとんどありませんから。

翌日も痛かった記憶があります。しかし、痛いといえば痛みどめを追加してもらえて痛みどめが入るとすぐ痛みはなくなり眠くなります。ほとんど苦痛はありませんでした。

2日目も当然痛いのですが、このころからは意識ははっきりしています。

やはり動くと傷が痛いです。中の方が痛いという感じはありません。しかし痛いといえば痛みどめの追加がもらえます。コーヒーショップでショット追加する感覚で追加してもらえます。

手術前に先生からは痛ければ痛みどめを使って痛みを抑えて歩きなさいと言われました。

しかし、痛みどめをたくさん入れると胸焼けのような感じが出てきます。痛みどめの副作用だそうです。痛みどめを変更してもらったらそれもなくなりました。よくできています。

3日目になるとだいぶ痛みも少なくなり、痛みどめも少量になってきます。ここまではすぐ寝てしまっていましたが痛みどめがなくなるとあまり寝なくなります。ここでも痛ければ申告するとすぐに痛みどめをもらえます。

私の場合、痛みどめを終了した手術後二日目の夜は痛みどめの点滴を追加で入れてもらいました。

そして翌日の日中に痛みどめの錠剤をもらいました。それ以降痛みどめは必要としていません。

確かに動くと痛いですが、表面の痛みなのでそれほど厳しいものではありません。

幸い痰はほとんどでなかったのでラッキーでしたが、咳は非常に痛いです。またしゃっくりも怖いです。突如襲ってきて容赦なくしゃっくりしてしまうので痛いんです。その痛みも一日たつごとに痛みは小さくなっていきます。五日目にはしゃっくり程度は痛くなくなりました。咳はまだ痛いです。

もう一つつらかったのはかゆみです。

腹帯をつけていたところがかぶれてしまいました。赤く湿疹ができてこれがかゆいのなんの。

手術後4日目のシャワー解禁と同時に腹帯もいらなくなりました。軟膏をしょほうしてもらって塗りましたがかゆいです。

初日から左右に多少よこになることはOKだったのですが、よこになるとおなかが引っ張られて痛い。ので少しだけ傾く程度ですごしました。しかし、傾くことができるのはありがたい。

前回の手術では腰椎麻酔で半日は上を向いたまま動くなと言われつらかったのを覚えています。腰椎麻酔なので全身麻酔よりはるかに意識ははっきりしていてそれにもかかわらず動けない。結構つらい状況でした。

今回は意識朦朧としている状態で傾くことができる。だいぶ楽です。まぁどっちがいいかは微妙なところですが。。

ほかの方のブログなど見ていると手術後痛いという記事もあったりしますが、私の場合には痛みはほとんど苦にならない程度で抑えられました。入院中にも痛いとずっと大声でさけんでいる方もいました。痛みの原因や場所によってはとることができないこともあるのかもしれません。

手術終了後まる4日後には痛みどめなしで平気なわけです。

手術の傷もきれいなものです。5か所の穴と1本の腫瘍摘出口があります。

へそ、へその右下、へその左下、へその左、へそのうえ(それぞれ自分から見てです)

それぞれへそから5cm~10cm程度離れたところに穴があります。

穴は1cm程度のきずで4日目にはすでにふさがっています。痛いのは摘出口となったへその上の穴から臍に向かって5cmほど切ったところです。

へそが一番痛くないところで、へその上が比較的いたいところ、へその下は比較的痛くないところなんだそうです。上行結腸の場合は上を切るしかないということでどうしても上なのだそうです。でも咳やしゃっくりをしなければ痛くはない程度なのでたいした痛みではありません。すべてがふさがっておちつくまでには一か月程度かかるようです。

それにしても手術の技術というのもすごいものだと感心しました。

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