今日は朝から雨模様です。
外のことは何もできないので、包丁を研ぐことにしました。
研ぐのは包丁7本と切り出しナイフ4本で計11本です。
5本程度のつもりだったのですが、母親に研ぐものはあるか聞いたら包丁5本と切り出しナイフ1本が出てきました。
まずは砥石の平面だしです。そこまで厳密に研ぐわけではないのですが、これまで研いだままにしていたのでやはり砥石の面がくぼんでいます。
砥石同士をこすりあわせて平面にします。合わせてみるとやはり研いだあとの砥石はくぼんでいます。まめに平面になるようにメンテナンスしないと大きくくぼんでから直すのは大変です。
そこそこ平面が出たら疲れたので多少まがっていてもよしとします。
1000番の砥石で研ぐだけで仕上げもしない横着研ぎです。
まずは我が家の包丁3本です。
1本目は鋼の包丁です。柔らかいので非常に研ぎやすく、研いだ後の切れ味は抜群です。しかしすぐ錆びます。先月研いだので刃こぼれもなくすぐに終わりました。
2本目はステンレスの牛刀です。ステンレスは硬くてなかなか研げないのでしんどいです。少し角度をたてて研ぐことにしています。
3本目もステンレスですが、ペティナイフです。これも角度を立ててさくっと研ぎました。刃こぼれはないのですぐに完了。
次に親の包丁5本です。
3本はステンレスです。我が家の包丁より長期間放置されていた包丁なのでだいぶ刃が丸くなっています。こちらも少し角度を立てて研ぎました。
切れ味抜群とはいかないけれど、そこそこの切れ味の包丁に仕上がったはずです。
次の1本はモリブデン鋼の包丁です。これも硬いので少し角度を立てて研ぎます。刃こぼれはなかったので比較的簡単に研ぎあがりました。
最後の包丁は刺身包丁です。さびさびで刃こぼれバリバリです。
きちんと研げていないので刃もくねくねしています。
さすがにこれを1000番で研ぐのはきついので何番かわからない少し粗い砥石で研ぎ始めます。包丁自体は祖母が使っていたものをもらってきたもので、鋼のいい包丁のようです。荒砥でしばらく研いでみましたがなかなか刃こぼれがなくなるところまでたどり着けません。そのうえ縞面がうねっていてなかなか平らになりません。当然刃もまっすぐになっていません。
しかし、つかれてしまったので今日はここまでであきらめました。
刃先だけ少し整えてさびさびだったところに刃らしきものが現れたという状態で、刃こぼれもとりきれず曲がった状態です。これは次回刃こぼれがなくなり縞面が平らになるところまで研ぐことにします。
残りは切り出しナイフ4本です。
1本目は自分のもので刃こぼれはないのですぐに終了。
2本目、3本目は祖父が使っていた切り出しナイフを父親が研いで使っていたものです。刃こぼれはなく研がれてはいますが、縞面が平らではありません。きれいに研ぐところまではしんどいので、刃の部分だけきちっと研いで縞面は途中で角度が変わっているという少々かっこ悪い研ぎあがりでよしとしました。何度か研ぐうちに段はなくなるでしょう。
さいごに母親の切り出しナイフです。これまたずっと放置してあった安物のナイフで一度も研いだことがないナイフです。元から切れないナイフなのでそこまで必要ないのかもしれませんが、よく切れるよう研ぎました。しかし、おもちゃのようなナイフで研いで使うようなものではないのですぐに切れなくなってしまうかもしれません。
予想外の本数を研いでつかれました。しかし、同じような包丁がなぜこんなにあるのだろうか?そういえば出刃は使ってなくてしまったままなので今回研ぎませんでした。
刺身包丁が研ぎきれなかったのが心残りなのでまた後日きっちり研ぎたいと思います。